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事例・実績
国宝建築
松本城太鼓門復元工事
(1996年-99年)
1999年(平成11)3月に復元された太鼓門。
松本市役所前から、外堀を渡るとまだ新しい二の門(高麗門)がある。それをくぐると太鼓門枡形に入り、正面石垣に高さ約4m、周囲約7m、の巨石が組み込まれているのがわかる。これが、玄蕃(げんば)石で築城工事の際、あまりの巨石(重量22.5トン)のため運搬人が不平を訴えたところ、玄蕃頭康長は、その運搬人の首をはね、首を槍先に刺し、叱咤激励して運ばせたので、玄蕃石と名前がついたという。
松本城黒門枡形二の門復元工事
(1988年-89年)
本丸の正門で、松本藩では本丸御殿が奥書院(黒書院)であり、その入口にあたるので黒門と称したという。この枡形門は一の門(櫓門)とニの門(高麗門)から構成され、明治以降に取り壊されていたものの、一の門は1960年(昭和3)に復興され、二の門と袖塀は1989年(平成元)12月1日に復元され、黒門枡形として蘇った。この前から見る天守閣は、内堀と北アルプスを撮し込み、絶好の撮影ポイントである。